「非知なるものの日々」Part1 元村正信・冨永剛展
期日:10.21~11.6
場所:アートスペース獏
元村正信タイトル:「そんなこえで、どこにいるの」 * 対象作品「絵画」
冨永剛 タイトル:「こぶ」 * 対象作品「土の天井と木の壁+電球」
非・架設
ひとつの空間をふたりで
あるいはひとりで
どう使い いかに使わないか
そのためにすこし前までかいた汗さえ今は乾き
こんな姿をさらしている
だからと言ってなにかが残る
というわけではないが
ただ沈黙の覚えだけが膨らんでゆく
Motomura Masanobu
元村正信・冨永剛両氏が構成したものは今までの画廊のスペースを、かってない空間に醸造してしまった。スポットでない裸電気一個がが生み出す光の中で元村氏の絵画が不思議な揺らめきを見せている
何万年という時間が閉ざされた洞窟の中の壁画が一条の懐中電灯に照らし出される瞬間にも近い感動がある。この装置は冨永氏が仕掛けた「土の天井」と一個の弱い裸電球と白い壁による異空間による。
藁を土で固めた天井は作者の意図とは関係なくひび割れ、抽象的な絵画へと昇華されていく、その天井の高さが微妙に設定されているので意心地が良いと言う人もいれば圧迫感を感じると言う人もいる。この奇妙な次元を演出する2人の空気感と個々の作品を味わってください。
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